2015年3月14日土曜日

ダハボンの貧困家庭


ダハボン市から車で約30分、そのほとんどが山と森林に占められているレストラシォン市に入る
少し手前の道路沿いの丘に、私のホストファミリーが定期的に訪問している貧困家庭の小屋がある。




一回目はクリスマスの時に家族と一緒に、そして二回目は知り合いの車に乗せてもらって一人で、
私もこの家庭を二回訪問した。

床が無く、トイレ支援団体によってつくられた家。
初めて行った時は、ダハボン市内なかなか見かけない、水も電気も無い暮らしぶりに、けっこう衝撃を受けた。ホストファミリーは、毎回食糧やお金を渡していて、私もそれにならってコーンフレークや缶詰等を沢山買っていった。

 
電気は無く、家の中は暗いが、ドアを開けると日差しがまぶしい
水置き場

台所。食器は貯め水で洗う

この家には、おばあちゃんと孫が住んでいて、私のスペイン語レベルでは詳しい状況は分からなかったが、もともとホストファミリーの持っている畑で働いていた人の関係知り合ったそうだ。

 お母さんは育児を放棄していなくなってしまったらしく、お父さんは近くの山の斜面でキャッサバを栽培していた。おばあちゃんも、女の子もとても明るくて素敵な家族


キッチンも圧力鍋も無く、たき火で何時間も豆を煮ていて、その様子を見ながら、

こんなに少ない貯め水で身体を洗うのは大変だろうなとか、夜に虫や動物は入って来ないのだろう
とかハリケーンが来たらどうするのだろうか、とかその暮らしぶりに考えを巡らせた

家の外にあるたき火のかまど            支援によってつくられたトイレ



二回目に行った時は、一緒に折り紙をしたり、パソコンでアニメを見せたり、お絵かきをしたりした。



近所の人や近くに住んでる親戚?達も集まってきてみんなに興味津々囲まれながら、私も日本の家族友人の写真をみせたり、日本の話をしたりする

女の子はちゃんと学校には行っていると聞いてほっとする。
 
前回撮った写真をプリンター印刷していったら、とても喜んでくれて、家にれるように余白の部分にシールやお絵かきをしもらった。
私のホストファミリーと前回撮った写真
こんな風に働くこともできない子供やおばあちゃんは、どうやって人生計画を立てるのだろう、支援する側は何をしたらよいのだろう。二年後私が日本に帰るときには彼らの生活は変化しているのだろうか。

ダハボンで彼らとの関係が続くかぎりこれからも彼ら訪問していきたいと思う。

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