2016年2月24日水曜日

首都出張(陶芸教室)

 
先日、首都へ出張し、国立美術学校で陶芸を教えているシニア・ボランティアの方を訪ねました。

訪問のきっかけは、任地ダハボンでエコ・ツアー開発を行っている地元ボランティアの方たちから、お土産品として土焼きの工芸品を作りたいという話があったことです。

工芸品を創るにあたり何が必要なのか、まず何から始めたらよいのかを知る為に、地元の土を持参し、相談に行ってきました。
生徒さんの作った沢山の陶芸作品がありました
 
 
 
 

 特に目を引いたのが、このガラスを使ったアレンジです。

ビール瓶等を砕いたものを敷き詰め焼成すると、土だけではできない独特の色合いと模様が生まれます。


シニア・ボランティアの方からの宿題は、

1.陶芸用の窯を探すこと 

2.より陶芸に適した土を探すこと 

3.何をつくるか関係者とアイデアを出し合う(お土産品としてダハボンならではのものを創る)

ということです。
任地に帰ったら、引き続き地元ボランティアの方たちと活動を進めていきます。

海外に住むと、懐かしの味を求めて、工夫を凝らして日本食を創るものですが、

私の住むダハボンと違い、首都ではアジア系の野菜や新鮮な魚や肉が手に入りやすく、材料の条件は圧倒的に有利です。

シニア・ボランティアの方の奥さんがちらし寿司と酢豚、アジの刺身を作って下さりました。

大変なご馳走です。
 

2016年2月19日金曜日

レストラゥシォン市とドライ・フルーツ


 


今年から、新しい活動先が増えました。ダハボン市の南西に位置するレストラゥシォン市で、ドライ・フルーツを生産している女性達のグループです。写真の通り、見渡す限り山ばかり、標高600mほどの小都市です。




ハイチとの国境地帯でもあり、ダハボン県の中でも一番貧困率の高い市ではありますが、

森資源が豊富で、道端に自然にパイナップルが生えていたり、綺麗な花が咲いていたり、ハチドリや蝶々も見ることができます。

涼しい気候、綺麗な川、オーガニック野菜・コーヒー栽培等の土地の魅力を活かして旅行者を受け入れ、エコ・ツーリズムのルートを作りたいということで、地元のNGOやボランティアの人達が積極的に動いています。

"レストラゥシォン市の人達は自分たちは貧しいと言うけれども、肥沃な畑で新鮮な食べ物を生産できて、川からはエネルギーを、山からは木材も調達できる。私たちからしたら彼らは億万長者だよ。彼らにはそのやり方を教えてあげなくてはいけない。" と現地ボランティアの方が言っていたのが印象的でした。

彼女が、ドライフルーツを作る女性グループの取りまとめ役です。
今回は、お土産品として、そしてスーパーや地元で販売する為にドライフルーツ商品の開発をやりたいという話で、ボランティアの私にも声がかかりました。これから、オリエンテーション・商品開発をやっていきます。どのように活動が展開していくか、今後が楽しみです。

2016年2月10日水曜日

地元ラジオ局でのインタビュー

最近、よく活動に行っているダハボン県レストラゥシォン市にある地元ラジオ局の番組内で、ボランティア活動についてのインタビューを受けました。


放送範囲は広くありませんが、地元のニュースや、環境教育、治安、医療情報等、住民の為の情報を流しています。

毎週日曜日9時~10時放送のVISION FRONTERA(国境の展望)という名前のラジオ番組。
写真の左奥にうつっているのが、ディレクターのルイスさんです。

弁護士でもある彼は、レストラゥシォン市出身で、毎週末1時間かけて地元に帰り、ボランティア活動を行っています。


レストラゥシォン市には、ドイツからECO SERVAという環境保護団体もボランティアを送っています。環境保全に関して、ルーカス君へのインタビュー。


私も、ピーナッツボトルを生産する女性グループとの活動について紹介しました。




放送が終わって緊張していたみんなも笑顔に。

2016年2月5日金曜日

リサイクルおばちゃん

環境教育の講座でよく行われるリサイクル工芸品。

ペットボトルを利用した造花づくりや、古着から人形を作ったり。

実際、自宅用としては十分でも、なかなか商品化するまで極めていくのは難しいところですが、
ダハボンの街には、これをライフ・ワークにしている、知る人ぞ知るリサイクルおばちゃんが住んでいます。

ここが、彼女のお家、作品に溢れたアトリエが独特の空気を醸し出しています。

 
 

彼女にかかれば、同じペットボトルからつくる造花も、目を見張る完成度になります。
 
この絵も、工芸品として販売できそうなレベルの高さです。

  
リサイクルおばちゃんこと、イルシーさん、クリエイティビティーに溢れたエネルギッシュな方です。
 

 

リサイクル布とカラー電球で作ったクリスマス用の装飾、彼女の家は綺麗で不思議なもので溢れています。
頼まれれば、子供の誕生日会用のオブジェに、こんなものも作ってしまいます。