カツドウキロク ②
青年海外協力隊として、ドミニカ共和国のダハボン市(西北端にあるハイチ国境の小都市)に派遣されています。 カリブ海に浮かぶ島での、日々の様子を綴っていきます。
2014年10月26日日曜日
141023Guagua(グアグア)という乗り物
ドミニカ共和国には、庶民の足とも言える乗り物があります。Guagua(グアグア)という乗合バスで、これが使えると何処
へ
行くにもとっても便利。
国営のバスもあるにはあるのですが本数が少なく、市民組合で運営されているこのGuagua(グアグア)
が
、通勤にもお出掛けにも大活躍しています。
Guagua(グアグア)は、いつも道の歩道側を走っています。乗りたい時は人差し指だけ立てて腕を上げ、その人差し指を上下に振っておいでおいでとすると、車が走り寄ってきて、停まってくれます。
ドアから身を乗り出しているのはコブラドールと言われる集客&集金人。
いつも歩道をガン見していて、乗りたい人を見つけて
乗せてくれたり、
車内で
運賃を集めたりします。
このGuagua(グアグア)
、
バス停がないので、
降りたい
場所まできたなーと思ったら「¡Dejame!(デハメ=降ろして~!!!)」
と
大きな声で叫ぶのですが、
このタイミングがなかなか難しい。
さらに
、車の後ろの方だったり、音楽
が
かかって賑やかだった
りすると聞いてもらえず、最終的には、車の窓や車体を思いっきりバンバン叩いて、降りたい合図を送り、車を停めてもらうことになります(笑)
Guagua(グアグア)の席は、4人分のシートに5人で座るのがルール。
混んでいるのにゆったり座っていると、コブラドールが車の外からきっちりチェックしにきて、
「そこ! 4人じゃなくて5人で座りなさい!」ときっちり注意されます。
ドミニカーノ達は、どんなに暑くてもおしりをぎゅうぎゅうに詰め込んでくるので、いつも押しくら饅頭の昼間はサウナ状態。。。。
乗る人が多いと、通路に立って、助手席や運転席の裏にも腰かけて、最終的には、3人くらい身体が半分車の外に出ている状態で走ります(笑)
そして、
先日、日本に手紙を出すために郵便局に行った時のはなし。
Guagua(グアグア)
には、ルートがあって、フロントガラスの看板を頼りに自分の
目的地
に近いルートを走る
車
を探
すのですが
、
その時私たちの乗ったGuagua
(グアグア)
の運転手は、無線ラジオにノリノリで、ずっと歌っていました。
サントドミンゴの街は、海側が低く、途中から大きな坂になっているので、目的地が海
の
方向だと、けっこう離れていても、車の前の窓にパノラマが見えて、とっても綺麗!
運転手は、私達が「correo(郵便局)行くよね?行くよね?」といくら確認しても、聞いてるのか聞いてないのか分からない調子で、しまいには
correo~♪ correo~♪
とか上機嫌で歌い出しながら、運転してる。大丈夫かなこの人。。。。(不安)
地図を見ながら、郵便局に行くのかしら、いつ降りようかしら、と街並みを見ていると、
Guagua(グアグア)はいつの間にかルートをはずれ、、、、、、?!?! 焦る私達を横目に、上機嫌で歌いながら、
よく分からない道を何度か曲がり、
突っ走ること3分後、、、
なぜかcorreo(郵便局)前で停車。
「ここで降りろ!!
○!※□◇#△!!!(訛りが強すぎて何言ってるのか全然わからない)」
と、
満面の笑顔で
私達を降ろしてくれました。
他のお客さんが少なかったので、わざわざルート変更して寄ってくれたようです。
いつも強引だけど、親切で面白いGuaguaのおっちゃん達、
この出来事があってからあんまり恐くなくなりました。
海辺を歩く、隊員仲間たち。 この向こうには南米ニカラグアがあるんだねー、ニカラグア隊員は元気にしてるかなー、と話しながら歩きました。
そして、サントドミンゴの国際郵便局の中には、
なぜか噴水が。日本までの葉書は55ペソ(130円くらい)で送れました。
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